masatoの日記

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辞書を引くー「感覚」

ふだんよく「感覚」とか「感じ」という言葉を使う。

「感覚」を辞書で引いてみた。
ベネッセ表現読解国語辞典だ。

かんかく【感覚】
1.目・耳・鼻・下・皮膚などの感覚器官(五官)が、光・音・寒暖など外部の刺激を感じ取るはたらき。また、その刺激によって生じる意識。
◎皮膚感覚。
◎方向感覚。 ◎人間は五官で外界の事物を感覚する。

身体で感じることという意味のようだ。

引用を続ける。

2.ア.物事のとらえ方・感じ方。
◎国際的な感覚を身につける。
◎現代の感覚にマッチする。
◎ユーモア感覚。
イ.物事の実態や本質、善悪などについての直観的判断。
◎この業界は、談合が違法行為だという感覚が麻痺しているのではないか。
◎彼女はトップモデルなのに、普通の人の普通の感覚を持ち合わせた礼儀正しい女性だ。

自ずとわいてくる判断・感覚のようだ。自覚的に考えているのとは違う。
次。

ウ.物事の美醜などについて、こまやかにとらえる心のはたらき。また、物事の新旧の変化や相違について、鋭敏にとらえる心のはたらき。
◎日本人は、日本庭園の苔の緑を美しいと思う感覚を持っている。

「美しいと思う感覚」というふうに使えるようだ。上の語義を踏まえると、「~と思うような感じ方・とらえ方を持っている」と言い換えられるだろう。
これはまた、別の感覚なら、別のとらえ方もある、ということでもある。

だから、「~だと感じる」という言い方は、「わたしの感覚では~だが、あなたが違う感覚をもっているばあい、別のようにとらえるかもしれない」という意味になる。
押しつけがましくなりたくないときに、使うとよいかもしれない。
でも、あまり使いすぎるとまわりくどくなるかもしれない。