masato日記

やっていきます

食事コンロトールと体調ハック

食生活をコントロールすることで体調を改善するという考え方がある。何がからだによいのかという視点で食事を組み立てるなどする。

2年ほど前、脱断水化物の食生活をした。それで何が変わるのかというと、脂質の量がすごく増える。ごはんとかパンのかわりにバターとかココナッツオイルを食べるということをやる。人間はじつは油分を代謝してケトン体とかなんとかを合成することができ、それを燃料にして生きていくことができる。専門家筋によれば、ケトン体は炭水化物由来の栄養よりも燃費効率がよいのだそうだ。たしか、脳が使える栄養の形態に代謝するまでのコスト(=体ががんばる量)は、脂質は炭水化物のそれの1/3らしいのだ。そんなことが書かれた本を読み、自分をグレードアップできそうな予感を感じてしまったので、さっそくやってしまったのだった。

Amazonで本ですすめられていたココナッツオイルを買って、かなりハイペースで炭水化物をココナッツオイルに置き換えていった。1月後には、油分の比率がやたらと増え、アボガドとかサーモンばっかり食べていた気がする。本にはちょっと書かれていたが、急激に脂質の摂取量をふやすと、吐き気がする。朝、気持ち悪くてゲーゲーしていたのはそのせいだ。あと、ケトン体というのは独特の匂いがするようで、おしっこがいままでかいだことのない匂いを放つようになる。吐き気と異臭で、けっこう不安になるのだが、そこは「これは好転反応なのだよ」というおきまりの文句でなだめてやればOKだ。

最終的に自分は、脱炭水化物生活によってスーパーにはなれなかった。本によると、ケトン体で活動している人間はわずかな食糧だけで数十キロ走り続けたりしていたのだが、食生活を変えただけではムリだった。

あと、そこまでもうグレードアップしたい欲求がなくなった。わたしが影響を受けた本は『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』と『ジョコビッチの生まれ変わる食事』の2冊だった。ともに第一線で戦う人物によって書かれており、戦士の視点で書かれている。戦士向けなのでその覚悟がある人が実践するとよい内容になっている気がする。ゆるくいきたい人は、関係ない本だ。わたしはゆるくいきたい方になったので、縁がなくなった。

脱炭水化物の論点では、炭水化物の悪い点ばかりが強調され、そのよい点は無視されている。わたしは、炭水化物断ちをしてみて、その良さを身でもって知った気がする。炭水化物には、きもちをリラックスさせる効果があるのだ。ふだん炭水化物をつねに摂取しているとこのことに気づかない。ところが、一度ほとんど摂取しない状態になると、リラックスするのがむずかしいと感じるようになった。常に気が立っている感じだ。それで、夜に眠るのが難しくなった。炭水化物をとると脳がほわーんとゆるむ感じがして、リラックスできる。だから常に炭水化物をとっている人は、気づいていないだけで、常時「ほわーん」となっているのだと思う。

わたしは戦士ではないので、いまは炭水化物をがっつり食べたり、酒を飲んだりしてきもちよくパフォーマンスを低下させているのだが、それで十分だ。それで十分なのは、きっと環境に恵まれているからに違いない。