masatoの日記

やっていきます

本を片付ける

引っ越しするから本を整理している。いるものと要らないものに分ける。要らないものはリサイクル、要るものは手元に残すものとネットで売るものに分ける。

 

整理できた本をダンボールに大方詰め終えた。本棚がすっきりした。部屋の中でみえる本が少なくなって、こころが軽くなった。本というのは、何かしらこころに訴えかけてくるところがある。「これいつ読むのだ」「要らないなら処分すれば?」「本棚がいっぱいではみ出ている、落ちるかも」などなど、忙しい。

数年前、ほぼすべての手持ちの本からカバーを外して捨てた。目にうるさかったからだ。日本の本には基本的に表紙カバーがついている。背面にはバーコードが印刷されていて、すぐペロッとめくれがちなあれだ。カバーは、本屋で目立つようにと意図されてか、強い色使いになっていることが多い。字もでかすぎる。こいつをそのまま部屋に置くと、視覚的にうるさすぎると思った。賃貸の小さめワンルームだから余計にそうだった。

古本屋に売ろうとするとき、カバーがない本はほぼ売れない。だから不要な本はリサイクル、早い話、処分しかない。表紙のコピーががなりたてる部屋で過ごすのを耐えるより、売れなくなることを選んだことは後悔していない。

本を整理するのは、自分が何を大切にしているかを明確にする作業でもある。多くある本のうち、すべてを読むことはできない。体力的、時間的に無理だからだ。だから、時間を使って読むに値する(と自分が思う)本だけを残すことになる。

整理できると、いらないと思っていた本とさよならできて、大切なものがはっきりとみえてくるようだ。