masatoの日記

やっていきます

酒の席でSHOWROOMというアプリの話が出た。前から存在は知っていて、やったことはなかった。いい機会だったのできょうダウンロードして試しにやってみた。

このアプリでは、アイドルとかタレントなどが不特定多数の人に向けて配信しているライブ動画をたのしめる。視聴は無料。観客は、配信者にコメントでテキストメッセージを送信することができる。いくつかの配信で、主がコメントに対して返答しているのを確認した。ラジオでDJがリスナーの投稿を読み上げるのに似ている。

アプリのユーザインターフェース、動物園に見える。中央にステージ、前に観客席という設定になっている。聴衆はアバターとして登場する。ハンドルネームが吹き出しであたまのうえに表示される。ステージ上にはライブ動画のウインドウ。

ちょっとさわってみた感じでは、ポルノちっくだな、という印象。容姿の整った女性、男性のしゃべる顔が鑑賞できる。見ず知らずの私に「来てくれてありがとうございます」とか、寝る時間に「おやすみなさい」とかいう言葉がきこえてくる。アイドル的。

画面の観客席にいるアバターはランク付けされている。ランキングの基準は知らない。順位が高いアバターは、ステージの最前列にいて、順位が吹き出しであたまに付いている。ステージ後方にむらがるモブキャラと、アイドルの間近に接近している特権ファンという構図がアプリのUIで再現されている。ソシャゲによくあるように、ユーザの序列を視覚化してエゴをくすぐる仕組みだ。人間の心理的脆弱性をハッキングしてマネタイズしようとしているのだな、と思ってしまい、つよい抵抗がある。なので、ステージ最前列にいるくらいなら、最後尾にいたほうが気持ちが楽だ。根っからの傍観者なので、ちょっと覗いてみただけで満足してしまった。