masatoの日記

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木曜日

f:id:masatoz:20170924224920j:plain ツイッターをみていたら、環境に負担のかかる食べ物の研究結果が流れてきた。英国の研究機関による発表だったとおもう。リンクを探してみたがすぐにでてこなかったから記憶で書いている。結論をいうと、人類が完全にベジタリアンになれば、世界中の農地の75%を自然に還すことができ、その面積は、中国、アメリカ、オーストラリアをすべて足してもあまりあるのだという。肉と農地の関連は、飼料に必要な穀物を生産するためのものだろう。 

なかでも牛肉が高コストであるとし、鶏肉の4倍以上の環境負担があるという。牛肉の値段が高いのは畜産のコストを反映しているのだろうか。地球上で一番個体数の多い哺乳類である人類が肉食をやめることで、肉を育てるためのコストを大きく削減できるという結論が出ていた。それで人類が肉食をやめるとはちょっと思えないが。 

僕は肉を食べる。鶏肉と豚肉が多い。量はそれほど多くは摂らない。肉を食べたいという欲求はさほど強くない。減らすことができればよいくらいにおもっている。理由は、地球環境に負担をかけるから、という意識はそんなになく、どちらかといえば生き物に対して悪いような気がするということの方が大きい。

学生の頃、「いのちの食べ方」という畜産ドキュメンタリー映画をみた。生きた牛が屠殺され、解体される様をみた。生後間もない豚の爪がカッターかなんかで雑に指と一緒に切断されていた。それらの映像が世界の畜産すべてを表現しているとはいえそうになかったが、それでもなお、多くの低コストな肉は生物にとって厳しい環境で「製造」されているのだろうと想像できた。現代の畜産産業というのは陰惨なものだ。そういう印象だった。単純にいえば、生き物がかわいそうだった。

まあ、そんなことを言っても依然として肉は食っていたし、偽善といえば偽善といえる。かわいそうだ、食べるのはよくない、と思ったが食べているという形になる。一応言っておくと、肉を食べるのよくないと言うつもりはまったくない。肉を好む人たちを批判するつもりはない。ただ、個人的にはがつがつ肉を食うまでもないというだけだ。

完全にベジタリアンは大変すぎるので、いくらかは食べ続けていくだろう。さっそく今日は焼き鳥屋にいってきた。焼き鳥はおいしいね。