masatoの日記

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映画館に行く

午後が暇だったので映画館に行ってきました。先週行った渋谷の映画館、ユーロスペースの上階にあるシネマヴェーラというところです。はじめは今評判の『カメラを止めるな!』を見に行こうとしていたんです。でも満席になってたし、どうも威勢よくガハハと笑う感じの映画を見る気分じゃなかった。そこで古典作品を上映しているシネマヴェーラを選んだのでした。

上映していたのはジャン=リュック・ゴダールの『はなればなれに』です。ゴダールという人は、評論家や文学者などによるアカデミックな言説にとり囲まれていて、うかつに近づきがたい雰囲気がある。少なくとも自分にはそう感じられる。しかしとにかく、映画を眺めるだけなら誰でもできる。というわけで、観てきました。ちょっと小難しいところもあったけど、全体的には能天気なお話でした。なかなか楽しかったです。

ところで、この映画館で一番関心したのは、闇が深かったことです。「闇」というのは、上映する前に消灯しますね。そのとき、しっかりと暗くなるということです。前の席にすわっている人の頭がわからなくなるくらい、真っ暗になりました。映画館はしっかりと暗い方がいい。その方が映画に集中できます。

あと、一般1200円なのもよかったです。ふつうの映画館だと1800円ですもん。このくらいの値段だとふらっと行きやすい気がします。ミニシアターって空いている印象でしたが、ここはかなり人が入っていました。半分以上は埋まっていたはず。上映後、退出するときにも待合場は人で混んでたので、コンスタントに入っている様子でした。古典作品が中心だったので、年齢層が高いかというと、そうでもなく、若い人の顔もよくみえた。他のところではなかなか上映してなさそうな作品をやっていて、映画好きの人がよろこびそうだと思いました。

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