masatoの日記

やっていきます

算数は役に立つ

僕は算数のプリントをやっています。今日、問題を解いていて気づいたことについて書きます。
解いていたのは3次連立方程式でした。変数x, y, zの値を求める問題です。

x, y, zを含む式がみっつ与えられています。 式1, 2, 3としましょう。1と2、2と3を突き合わせて、どれかひとつ変数を消します。すると二つの変数を含む方程式がふたつ得られます。のこったふたつの式に対して同じ手順を繰り返せば、のこりの変数を一つにできます。変数がひとつの方程式とは、たとえば「x = 1」というかたちです。よって、変数の値が確定します。これをyとzについて繰り返せば、すべての変数の値を求めることができます。

この一連の手順は、現実生活においてものごとを考えるときの手順に通じるものがあります。 目的地XにY時までに到着するために必要な行動を考えるとしましょう。現在地からのルートは、A駅→B駅(乗り換え)→C駅→目的地です。このとき求めるべき移動時間は、A駅からB駅までの時間、B駅での乗り換え時間、そしてB駅からC駅までの時間、さいごにC駅から目的地まで徒歩でかかる時間です。このようにして、解を得るために必要な個々の変数の値(この場合は各区間の移動時間)を求め、それらを足した結果がここからゴールまで到達するために必要な時間になります。

たしかに、変数の値を確定する方法に違いはあります。連立方程式の場合は方程式を互いに演算して、一方で駅間の移動時間をもとめるにはググったりします。なので、先ほど連立方程式を解く手順が思考の手順に似ているといいましたが、むしろ算数すること自体が、一般的な思考の振舞いなのだ、という方がぴったりかもしれません。

ならば、算数は数の計算(お金だとかモノの数だとか)に必要なだけではなく、日常を生きること、すなわち人生自体に欠かせないものといえそうだ。こういうことを今日おもいました。