masatoの日記

やっていきます

5/1

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令和元年の初日が過ぎた。

時代はよくなるのか。

 

最近『東京貧困女子』という本を読んだ。

東京で暮らす、ふつうの、あるいは優秀な女性たちの貧困生活について書かれていた。

 

シングルマザーで、親類の助けが得られず、健康を崩して働けなくなると貧困から抜け出せなくなるという。

東京は生活費が高いから。

地方に行けばよいのに、と思ったが、かんたんにそうできない事情があるのだろう。

同じ境遇のシングルファーザーならどうなのか?とも思った。(母数少なそう)

 

官製貧困のはなしがあった。

官製貧困とは、国や自治体によってつくられる貧困のことだ。

 

出ていたのは非正規の公務員の例だった。

その賃金制度は生活保護の給付金を基準に設計されているという。

がんばって働いてもせいぜい稼げるのは生活保護の程度で、成果にかかわらず、期限が来たら雇用が切られるという。

それで、シングルマザーで、親類の助けが得られず、健康を崩している。

はたらけないから稼げないけど、金は必要だ。

どうすればよいというのか。

 

生活保護を受けるというのがひとつの答えだった。

ただし、生活保護を受給するためには、「稼ぐ能力がない」ことを証明する必要があるらしい。

つまり、はたらける能力がある限り、受給できない。

もっといえば、体をぶっこわして働けなくなってからやっと受給資格が得られる。

これでは地獄だ。

 

本当に壊す前に、公的な証明があればよいのかもしれない。

たとえば病気の診断書。

病気にならないと診断してもらえない気もするが、まだ元気があるうちじゃないと遅すぎるとおもう。

 

中流以上と下流が分断されているという話だった。

互いにそれぞれの人生を想像できない、理解できない。

分断だから、流れがない。

これは格差ではなく、階級だという。

 

貧困はわるい。