masatoの日記

やっていきます

あいまいさを受け入れる

わからないことに出くわして困ったとき、どう感じるか。 自分のしょぼさに落ち込む? これは、能力があればわかるはず、と思っているからだ。 能力への信仰。 (その「能力」にはかたちがない。純粋な観念。)

自分は自分ができることしかできない。 いつでもそうだ。 何かわからないこと・できないことに出会う度、いちいち劣等感をもつのはよくない。 それは、いまわからないことを、本当はわかればよかったのに、と不可能を願うこと。不自然である。 観念のなかに埋没していると、いくらでもこういった理不尽が起こる。 わたしはもっと実体の世界に生きたいと思う。

限られた存在であるわたしが生きる世界には、常にあいまいさが残る。 そのあいまいさと付き合っていくほかにない。

これは、不可能な願望に執着し続けるより、ずっとずっと現実的な世界観ではないか。

落合陽一のAI本を読んでいる

きのうネットしてたら落合陽一さんが出演している「情熱大陸」が無料公開中だったので、視聴した。25分だったのでサクッと見れる長さだった。

dizm.mbs.jp

おもしろかったので、落合さんの著書があったら読みたいと思い、検索して見つけた本をいま買って読んでいる。『超AI時代の生存戦略 シンギュラリティに備える34のリスト』という本だ。最先端の科学者が、AIが普及した世界で人間にどのような生き方が可能だと考えているのかに興味があった。

プロローグにこうある。

「AIはAIとしての仕事を、人間は人間らしいクリエイティブな仕事をすればいい」という論調が僕は嫌いだ。この論調は思考停止に過ぎず、クリエイティブという言葉であやふやにごまかすことで、行動の指針をぼやかす。

たとえば、Google ディープマインド社が開発したAlpha Goが、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李セドル九段に勝利したことは記憶にあたらしい。落合氏は、この対局は、「人間対機械(AI)」ではなく、「人間対 機械親和性の高い人間+機械」の勝負だったのだと言う。Alpha Goは、深層学習を取り入れたことで強くなったといわれるが、これはAIがゼロから作り上げたものではなく、人間の専門家がいたからこそ開発できたものだからだ。

AIが完全に自律的にものを作る段階まではいっていない現在、「人間対機械」という対立はズレている。そうではなく、素の人間と機械親和性の高い人間との競争がまず来る。これは、機械を使いこなすのが上手な人達が、ますます強力になっているコンピューターパワーを活用してより多くのことを成し遂げていくようになっているなか、その他ふつうの人間との比較で生産性の格差が開いているからだ、と。

ここだけを読むと、じゃあ、AIを使いこなせない人間は負けるしかないのか、と暗くなってしまいそうだが、大丈夫だった。プロローグ以降は、この前提をふまえた上で、希望のもてる具体的な指針を示している。ここがその辺のAI本とは違うという印象だ。

指針といっても、「こうすればOKだ」ということではない。何が正解であるかは、個人の特性によって変わるからだ。だから、自分がどう生きたいのかは、自分で決めなければならないのは当然であるとしても、この本は今常識的な考え方が、実は時代遅れかもしれないと考えるきっかけになりそうだ。

辞書を引くー「感覚」

ふだんよく「感覚」とか「感じ」という言葉を使う。

「感覚」を辞書で引いてみた。
ベネッセ表現読解国語辞典だ。

かんかく【感覚】
1.目・耳・鼻・下・皮膚などの感覚器官(五官)が、光・音・寒暖など外部の刺激を感じ取るはたらき。また、その刺激によって生じる意識。
◎皮膚感覚。
◎方向感覚。 ◎人間は五官で外界の事物を感覚する。

身体で感じることという意味のようだ。

引用を続ける。

2.ア.物事のとらえ方・感じ方。
◎国際的な感覚を身につける。
◎現代の感覚にマッチする。
◎ユーモア感覚。
イ.物事の実態や本質、善悪などについての直観的判断。
◎この業界は、談合が違法行為だという感覚が麻痺しているのではないか。
◎彼女はトップモデルなのに、普通の人の普通の感覚を持ち合わせた礼儀正しい女性だ。

自ずとわいてくる判断・感覚のようだ。自覚的に考えているのとは違う。
次。

ウ.物事の美醜などについて、こまやかにとらえる心のはたらき。また、物事の新旧の変化や相違について、鋭敏にとらえる心のはたらき。
◎日本人は、日本庭園の苔の緑を美しいと思う感覚を持っている。

「美しいと思う感覚」というふうに使えるようだ。上の語義を踏まえると、「~と思うような感じ方・とらえ方を持っている」と言い換えられるだろう。
これはまた、別の感覚なら、別のとらえ方もある、ということでもある。

だから、「~だと感じる」という言い方は、「わたしの感覚では~だが、あなたが違う感覚をもっているばあい、別のようにとらえるかもしれない」という意味になる。
押しつけがましくなりたくないときに、使うとよいかもしれない。
でも、あまり使いすぎるとまわりくどくなるかもしれない。

頑固

頑固と言われることが多い。辞書にはこうある。

かたくなで自分の考えや態度を変えようとしない。
(ベネッセ表現読解国語辞典)

どちらかというと否定的な印象である。

自分の考えや態度を変えないのは、自分が正しいと考えているからなのか。あるいは、納得のいかない他者の考えや意見に従うより、自分のそれに従った方がマシと考えるからか。

頑固と言ってくるのは目上の人が多い。その言葉をいった目上のお方は、わたしの意見や考えを変えようと期待をして、変わらないのを見て、そういう感覚をもったのだと想像される。

ちなみに、わたしはだれかのことを頑固だと感じたことはおぼえにない。まわりに頑固者がいないからか?それとも、頑固なのはわたしにとって自然なことなので、一般的には頑固であるような場合にも、わたしにはそうだと意識されないのか。

頑固さの感覚について、世間とのズレを感じている。

冬のなべ

11月下旬にさしかかり、もうほんとさむい。温度計10°Cだった。10°Cってこんなにさむかったっけ?っていうくらい寒い。

さむいのでいつも鍋してます。みなさんはなべに何をいれるのが好きですか。

わたしの具材はこんな感じ。

・白菜
・だいこん
・しめじ
・お好みの魚介類

やさいはワンパターンです。基本、白菜とだいこんを食べます。

魚介は、サケとかタラとか、アサリもいけます。鶏肉、豚肉でもおいしそうですね。

だし汁は、出しパックでとってます。これでもなかなかうまいですが、そのままの昆布とかつお節で出しをとってみたいです。おいしそうだな。

なべは日本酒に合いますね。冬はなべがたのしみのひとつです。なべであったまりましょう。

教師塾 第5回 「『聞くとは何か?』人生を変える対話への扉」に参加してきた

「インタビューゲーム」というインタービューをしあうイベントに参加してきた。二人ひと組ペアになって、20分交替で「聞き役」、「答える役」を交代してインタビューしあうという趣向のゲームだ。

基本的なルールは次の3点。

1.聞き役は何でも聞いても良い
2.答える役は言いたくないことを言わなくても良い
3.答える役は聞かれていないことでも話して良い

わたしは、これまでにこのゲームを8回やったことがある。きょうで9回目になる。

きょうは特におもしろかった。何が面白いのか。自分の知らない人間の一面が見えるから、というのが大きい。他人の一面だったり、自分の一面だったり、両方についてあたらしく気づけることがある。

印象に残ったことば。

1.人は自分が作った枠に縛られている
2.あらかじめ考えた問いかけより、その場の思いつきで生まれた問いかけのほうがコミュニケーションが深くなることが多い
3.ニュートラルな視点でひとを見続けることが大切

どういうことか。

1.他人に指摘してもらうことで、自分がどんな枠のなかで言動しているのかに気づけることがある。自分自信では見えていなかったクセとか縛り、他人の目で見つけてもらって、教えてもらうということ。自分にとっては、それが自然のことであるので、客観的にみれない。そうじゃない自分を想像できない。違う身体、感性をもった他者からみると、そこに何かが見えることがある。

2.自分一人の考えで思いつくことは、自分の中にあることからだけでできている。他者との交流を通じて生まれた考えは、他人の成分が入っている。相手の立場をふまえている部分があるので、もっと相手に届きやすい。

3.対面している人を「これ」と断定することで、「理解」したいという欲求を断念する。「理解」するのは、楽ではあるが、相手そのものを見損なう。それは、相手の実体を自分の中で観念化してしまうことだと思う。現実の人間は、観念ではない。ここを誤ると、常に相手を見損ない続けるのではないか。

イベント後の懇親会も大いに盛り上がった。熱い方が多く、とてもおもしろく話ができた。参加してよかった。みなさま、どうもありがとうございました。次回もたのしみにしています。

2017/11/18

土曜、休日。昼前に起きた。金曜の朝のラジオで「今週末は寒い」と聞いていた。実際けっこう寒い。布団の時間がながくなる。

自転車で近所のスーパーに昼飯と一日の食材を買い物に行く。さむくて体調が悪くなりそうだった。ちょっと運動しておこうか、と自転車でいってみたが、むしろ逆効果かもしれない。惣菜と野菜、魚をかごに入れ、ビールは買おうか迷った末、あすは居酒屋に行く予定があるのでよそう、ということで我慢する。

2時間仕事したのち、疲れて横になったら2時間寝てしまった。6時で外がまっくらだった。あまり楽しくない夢を見たが、思い出せない。昼過ぎに昼寝するとろくな夢が見れない。たのしい夢を見させてくれ。

ずっと部屋にいるのに飽きたので、きょう二回目のスーパーに行くことにした。昼とは別の近所のスーパーだ。今度は車で行く。3分くらいで着いた。買ったのは、もやしとビールだ。結局、ビールを買って今飲んでいる。断酒失敗。