masatoの日記

やっていきます

算数と仮説組み立て

算数するときの頭のはたらきは、現実世界で仮説を立てるときのそれに通じていそう。仮説を立てるとき、要素を何らかの手続きに従ってあたまのなかで変形させていって、ある地点での状態を抽出している。現実世界には物事があふれていて、こまかく予測を立てるには相応の計算能力がいる。

算数するときは、数という概念を操作する。はじめは一度に1つの要素しかあたまで操作することができないが、訓練を続けていると2,3個とかそれ以上を同時に操作できるようになる。自由に操作できる要素が増えるほど、仮説組み立ての自由度が増すような気がする。

しかし頭で操作できる量には限度がある。それもすぐに上限に達する。そこで、覚えていられないから紙に書け、ということになる。紙に書かれた情報を把握し、意味を得るためには結局また頭のなかにそれを入れて操作するわけだから、やっぱり結論を導き出すためには計算能力がいる。

結論をどんどん出してけたらいいなあ。計算能力が高ければ高いほど良いのか。だけど、訓練を積んでも能力が無限に高まっていくわけではないので、志としては精進していく方向で、期待度は控えめでやっていくのがよいだろうと思う。